ハザードマップは「安全マップ」ではありません。
高裁判決はハザードマップの限界を指摘し、見直しと適正化を推進しています。
ハザードマップには「浸水の着色のない地域でも、状況によって浸水するおそれがありますので、注意してください」と記載があります。
どんなに科学が発達しても想定には限界があり、誤差も生まれます。ハザードマップは絶対ではありません。区域外が安全だと断定するものではないのです。
当時のハザードマップによると大川小学校は津波浸水予想区域ではありませんでしたが、600m離れた同じ海抜の場所には到達が想定されていました。
北上川のすぐそばの大川小は避難すべきでした。
ハザードマップは命を守るために有効に活用していかなくてはなりません。
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ハザードマップでは体育館、学校は津波震災区域外。避難場所になっている |