大川小学校は、 昭和60年に大川第一小学校と第二小学校が統合して開校しました。
手元に一小、二小の閉校誌があります。 職員、元職員、保護者、卒業生、在校生、…多くのコメントが寄せられていて、閉校・開校に対する関係者の想いがうかがえます。学生だった私も一言書いています。仙台に住んでみて、自分の中の故郷、母校の大切さをしみじみ思ったものでした。31年前のページをめくりながら、今回の閉校について想いがめぐります。
大川小学校の歴史に幕が下ります。
学校がなくなるのは、地域にとって、卒業生にとって、 そして、在校生にとってすごく大きなことです。 ましてや、今回は3.11に、多くの子どもたちが亡くなったのが閉校の理由です。いろんな想いが錯綜しています。大川小は、日本で一番「いのちと故郷」を想い、その大切さを発信する学校です。新しい学校になっても、そうあってほしいと願います。遠くの方で揺れているあの子たちの笑顔が見えてきます。
「日本の子ども」「世界の友」 大川小の校歌にはローカルじゃないスケールの大きなフレーズが目立ちます。そして、歌の最後は「未来をひらく」です。この歌詞のように、子どもたちはもちろん、私たちも、大川に生まれ、育ったことを誇りに思い、胸を張って未来に進みたいものです。