イメージしたもの

震災伝承ネットワーク協議会における
震災伝承の取組がまとまりました(国交省) こちらです。
このイメージ図を作成するために、何度も会議を行っています。
だから、思い付きではありません。
もちろん、大川小だけが伝承施設ではありませんが、どのような基準でここに大川小がないのか、報道の皆様はぜひ取材してほしいものです。

市が保存を決定した震災遺構です。
見えていないはずがありません。
これではおかしいと思っている委員もいるはずです。

もしかしたら震災伝承ネットワーク協議会の「イメージしたもの」は「震災伝承」ではないのかもしれません。


また、10月31日の「震災伝承シンポジウム」(仙台)で示された「保存すべき価値と意義のある遺構」の中に大川小学校は入っていません。
建設通信新聞

「保存すべき価値と意義」という目線がまず違和感を持ちます。

価値と意義って、誰のための、何のためのものなのか?

伝承についても、検証についても、明らかに分かっているのに目を背ける似たような図式が、世の中のあちこちにあります。
あの日の校庭のようにも思えます。

今後何らかのかたちで、大川小がここに加わることになったとしても
最初に示されたこの「イメージ」を、忘れずにいようと思います。