遺校に 行こう

大熊町の2つの学校に行ってきました。

学び舎 ゆめの森。2022年開校で、町内の0~15歳が通います。
校名もそうですが、校舎も学習内容も独創的です。ここで学ぶために全国から移住してくる家庭が増えています。
ゆめの森校舎内

ゆめの森 南郷校長先生と

熊町小学校は中間貯蔵エリア内にあるので、今は無断では入れません。この校舎を今後どう活用するかの議論が始まっていて、先日行われた大熊未来塾のワークショップに呼んでいただき、大川小学校のことを紹介してきました。少しでも何か参考にしていただければ、と思います。 前日の河北新報
大熊未来塾  木村 紀夫さん
午前は熊町小学校を視察しました。
2011年3月11日金曜日、1,2年生は下校した後でした。黒板には月曜の日付が書いてあります。3年生以上はランドセルが教室に残っています。小学校の2時46分ってそういう時刻です。
3年生教室
校舎はどこも壊れていませんが、校庭は伸び放題の雑草。壊れていないのに誰も通学してきません。大川小をはじめ震災遺構になった学校とは、その点が違います。熊町小学校の特色、というか「価値」が見えてきます。
雑草伸び放題の校庭から校舎が見える


視察には熊町小の卒業生がたくさん参加していて、懐かしそう(^^)
ここは学校。「遺構」と呼ばれますが、「遺校」であり「行こう」です。
熊町城と呼ばれるアスレチック施設、PTAが作ったそうだ。これは滑り台
午後のワークショップ。いろんな立場の人が意見交換
大川小には今日もたくさんの小中学生が来ました。
今でも子どもが集う学び舎なんですよね。